文章に性格が…
長文のレターを書く人間やディスプレイにかくれん棒を使う人間にA型が多いが、私も書き出したらきりがなくなる。
「オレの気持ちがわからんのか」と友にくってかかったものだが、ついに出さずじまいとなった。
いまから考えれば、彼の判断が正しかった。
英文を書く場合も同じである。
英文で自己との葛藤を繰り返しながら、思考は水晶化し、筆鋒はますます冴えてくる。
話しながら到達し得る境地では、決してない。
美文家として知られている、前述のランス・モロー氏は、書かねば考えられない、とさえ言われた。
私も同感だ。
考えてから書くというよりも、問題意識を持って書き始めると、自然に思考が論理的にまとまってくるものだ。
書くということは、問違いなく、思考の訓練になる。
反面、話すことは、必ずしも思考の訓練につながらない。
喋りながらでも思考訓練になるという人が多いので、この点、もっと論議を繰り返さなくてはなるまい。