ジャングルの法則と宗教観
南北戦争それ自体が「第二の独立革命」といわれる変革を生み出し、同時にアメリカ人の心に長い間深い悔恨を残しました。
のちの2回の世界大戦にしても、同じく現代アメリカ人の心に傷痕を残したといわれるベトナム戦争さえも、彼らには外国の戦争でした。
しかし南北戦争の場合は、国内でアメリカ人同士が血で血を洗う殺し合いをやったのです。
その結果、人口3100万人のアメリカで戦死者は両軍合わせて61万人、100万人以上が戦争で傷つき、破れました。
内戦には間接的被害も大きく、とくに戦場となった南部では、多くの都市が焦土と化し、鉄道は分断され、プランテーションは崩壊し、解放奴隷はほとんどがたちまち生活の道を断たれました。
大農を中心に繁栄した南部も、この内戦を契機に崩壊に向かいます。
泥棒貴族が登場したのもこのような社会的経済的激変期だったからであり、彼らはこうした変化から必然的に生まれる、あらゆる機会をとらえて富を追い求めました。
・・・このような動乱期には食うか食われるかのジャングルの法則がまかり通ったのです。
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