日本におけるマラリア発生状況
第二次大戦後は、海外でマラリアに感染して引き揚げてきた人が多かったため、届出患者数は28.000人あまりもありました。
しかし、その後は急速に減少し、1965年の6例を最低に、日本にはこの病気は常在しないと考えてよいまでになりました。
ところが最近は、外国との交流が盛んになるにつれて、流行地で感染して帰国する人が増えつつあります。
厚生省の伝染病統計によれば、ここ数年間は毎年約50例の患者発生が報告されています。
岐阜大学医学部の調査によると、実際の発声数はさらに多く、1972年から1980年までの10年間に厚生省への届出数の約2倍にあたる697例の発声があったといいます。
その大部分は海外で感染したもので、国内での二次感染例はわずかに5例でした。
外国に長期滞在中の日本人が現地でどの程度マラリアに感染しているかについては、よくわかっていません。