薬剤によるマラリアの予防 3
先進国から外国へ行く旅行者の中でマラリアによる死亡者が毎年報じられている理由は・・・
・旅行者がマラリアに感染する危険があることに全く気が付かないか、知らされなかったか、または危険を過少評価した。
これは特にマラリア地域に短期間滞在する場合に多いようで、その結果必要なマラリア予防法を実行しなかった。
・旅行者がはじめて悪性マラリア(熱帯熱マラリア、悪性三日熱マラリア)にかかった時に、定型的な症状を示さないことが多いため医師が正確な診断を下すのに時間がかかり、そのために早期に治療が出来ない。
このことは旅行地でマラリアにかかった時だけでなく、帰国後発病した場合も大変大切なことです。
以上述べた事情は旅行者のみならず長期にわたってマラリア地帯に滞在する人にも当てはまるものです。
従ってマラリア対策は非常に大切なものですので、以下に少し詳しく述べることにします。
マラリア予防の主力は以下に述べる薬剤による予防と、カに刺されないようにする予防法の2つで、どちらか一方が欠けても感染する危険性が高くなると考えねばなりません。